メット・ガラでファッションがテクノロジーを取り入れる
メットガラでファッションとテクノロジーが融合
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メットガラの毎年恒例のセレブリティたちとハイオクタンなファッションのレッドカーペットは、見るのがたまらない楽しみですが、その見事にキュレーションされた展示もまた楽しむべきです。現在、メトロポリタン美術館の衣装学研究所で「Manus x Machina: Fashion in an Age of Technology」という展示が開催されており、120以上のオートクチュールとプレタポルテのファッションが展示されています。
この展示では、デザイナーたちがファッションで手作りと機械製の調和をどのように図っているかを探求しています。刺繍、羽根の装飾、人工の花、プリーツなどの伝統的な技法と、3Dプリント、コンピューターモデリング、レーザーカットなどの革新的なプロセスに焦点を当てています。
ミシンは大量生産の始まりを刻んだ
数え切れないほどのルックスが展示されており、20世紀初頭から現在までの展示で、19世紀にオートクチュールが誕生し、大量生産の始まりで手作り(manus)と機械(machina)の区別が生まれたことをたどっています。また、手と機械が創造プロセスで対立するツールとして提示され、オートクチュールとプレタポルテの関係と区別の問題も探求しています。
月曜の夜、この展示はコスチュームガラのスポンサーであるヴォーグの編集長、アンナ・ウィンターによってオープンされ、テクノロジーテーマを取り入れた華やかなスター達の衣装が登場しました。イベントの共同議長の一人であるテイラー・スウィフトは、ルイ・ヴィトンのメタリックなドレスを着ており、その後を追ってヴェルサーチでドレスアップしたレディ・ガガが登場し、コンピューターマザーボードのスタイルの装飾が施されたレザージャケットを着用しました。男性たちもテーマを直訳し、ザイン・マリクはスワロフスキークリスタルで飾られた金属製のロボット風のスーツをカスタムメイドのヴェルサーチで着ていました。
そして、展示のデビューには高級ファッションブランドだけでなく、トップショップやH&Mの特注品、リサイクルされたグリーンカーペットチャレンジのデザインなどもありました。
展示は5月5日に一般公開され、8月14日まで開催されます。
画像:H&Mのジェニファー・ハドソン、シャネルのアンナ・ウィンター © PA、ザイン・マリク © PA、テイラー・スウィフト © PA、トップショップのケイト・アップトン