「ルイ・ヴィトンホテル」
Marc Jacobsはたくさんの時間を道路で過ごしているので、彼のルイ・ヴィトンの秋冬コレクションのテーマにふさわしいものは、古いグランドホテルの内部で起きている出来事でしょうか?
エレベーターが到着する音に合わせて、制服を着たベルボーイたちは鉄格子のドアを開け、1940年代のポルノ映画をはじめとする様々なものにインスピレーションを受けた面白い衣装を身に纏ったモデルたちが姿を現しました。
「私はホテルでの私生活に興味があります。特にコールガール、愛人、妻の間のバレエが面白いです」とジェイコブスは、パリファッションウィークの最終日に語りました。
「女性たちが翌日に何を着ているかを見るのは興味深いです」と、1997年にルイ・ヴィトンのクリエイティブディレクターとして入社したニューヨーク出身のジェイコブスは付け加えました。「私たちはファッションが役割を演じることをよく知っています。自分自身のキャラクターを作り出すことができます。」
メイド服を着た女性たちも多く登場し、例えばレザーのパンツに付けたジャケットには上品な白の襟が特徴的でした。よりレディライクなゲストはオーバーサイズのボタンが特徴の控えめなコートドレスを身に纏って現れました。
また、ルイ・ヴィトンのロゴ入りの透明なレインコートもありました。それには小さなクリスタルの手錠が付いています。「それは可愛いものでした」とジェイコブスは手にシガレットを咥えて言いました。
ホテル・ヴィトンから最後にチェックアウトするのは、イギリスのスーパーモデルケイト・モスで、ゴム加工されたレースのジャケットを着て登場しました。このシーズンよく見られる、もふもふしたモンゴルの毛皮の袖が特徴的です。
ほとんどのルックスは、いずれかの種類のルイ・ヴィトンのバッグと一緒に現れました。また、ブランドのフランスの親会社であるLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンのために非常に成功しているアイコニックな「LV」レゴ付きのベルボーイの帽子もありました。
LVMHは、その後に所有されているクリスチャン・ディオールによって、パリのカフェで反ユダヤ主義的な発言があったとして、コレクションの初日にデザイナーのジョン・ガリアーノを突然解雇した会社です。
出典:AFPrelaxnews