「文化の神」と称されるNigo氏と、メンズアーティスティックディレクターのVirgil Abloh氏がLV²(ルイ ヴィトン スクエア)のコラボレーションを手掛ける
真の先見の明を持つ、カルチャーの神であり、センスとデザインのマスターとして高く評価される、日本生まれの音楽プロデューサー、Nigoは、ファッションとヒップホップ業界で最もクールなブランドの一つを先駆けています。
メンズアーティスティックディレクターVirgil Ablohが‘カルチャーの神’ Nigoとコラボ
Nigoは1993年に東京の原宿地区にオープンした「Nowhere」という店舗で、UndercoverデザイナーのJun Takahashiと共にTシャツを販売する小さな事業を立ち上げました。急速に広まったこのブランドは、その後、Pharrellとのコラボレーション作品で知られる「A Bathing Ape (BAPE)」や「Billionaire Boys Club」との関係で、2000年代に世界中で最も注目されるデザイナーに成長し、大成功を収めました。
Nigoは2013年にBapeを離れて以来、アメリカンスタイルの洗練されたラインを展開している「Human Made」という日本のブランドの監修を行っており、今年初めにはルイ・ヴィトンのメンズアーティスティックディレクターのVirgil Ablohとのコラボレーションを発表しました。このデュオはプレフォール2020で密接に共同作業し、そのリリースを「LV²コレクション」と名付け、アイコニックなルイ・ヴィトンのシグネチャーを用いた独自のグラフィックや解釈を施した、レディ・トゥ・ウェア、レザーグッズ、シューズ、アクセサリーなどを披露しています。
互いに共存するさまざまなアイデアを提示する中で、このコラボレーションはデュオの長年の友情から生まれ、ロンドンのモッド時代のダンディを東京の視点で見ることを目指しています。そのため、テーラーリングに重点を置いたコレクションは、Nigoの形成期にロンドンのサブカルチャーの歴史から多くのインスピレーションを得たものを呼び起こします。
日本のブランド「Human Made」のオマージュとして、Nigoが設立した日本のブランドであることを示すフライトジャケットには、「LV Made」と富士山のグラフィックがあります。また、クロップトモッドスーツはルイ・ヴィトンのダミエチェックを適応し拡大したものです。このモチーフはダブルフェイスのダッフルコートのマイクロチェックの裏地にも反映されており、ブラックのフィッシュテールパーカもダンディとスポーツのクローゼットからの要素を組み合わせました。デニムで表現されたルイ・ヴィトンのモノグラムとダミエチェックのパッチワークは、全体に広がっています。
伝統的なルイ・ヴィトンの形状に基づいたバッグにもLV2のパッチワークが繰り返されており、Nigoの世界でお馴染みの動物チャームが飾られています。フォーマルなスチールトウキャップのダービーシューズはモッドスピリットを確かなものにし、モノグラムのローファーも存在感を放っています。ダミエチェックは、スウェードダミエのアンクルブーツ、スポーティなダミエレザーのハイキングブーツ、膨らんだダミエまたはデニムのシアリングブーツ、さらには同様のモチーフのミュールにも取り入れられています。長方形のサングラスにはトランククリップの装飾が施され、ジュエリーにはLV2のロゴが刻まれています。