パリファッションウィークのトレンド3選
イギリスのEU離脱騒動に揺れているかもしれませんが、世界は止まりません。世界が10 Downing Streetに注目している間、私たちはヨーロッパ連合の別のメンバー(イギリスは「離婚」手続きを進めますので、まだ数えます)に目を向けます。そこではファッションのエリートがファッションウィークで集結しています。では、ここでパリファッションウィークからの3つの新しいトレンドをご紹介します。
アフリカインスピレーション
バレンシアガのような政治的な声明はなしで、ルイ・ヴィトンはパリファッションウィークのランウェイでアフリカから大胆なインスピレーションを得たコレクションを披露しました。デザイナーのキム・ジョーンズは動物柄のスウェットシャツやキリンの絵柄のモノグラムシルクシャツで、フランスに野生の雰囲気をもたらしました。細身のズボンと組み合わせて、これらのデザインはケープタウンやナイロビ、さらにはサファリでも違和感がないでしょう。アフリカの影響は、シマウマのストライプのローファーにも見て取れます。ふと思い返してみると、これもまた政治的な意味を持つかもしれませんね。
軽さを保つ
ルイ・ヴィトンとは異なり、リック・オウエンスは今シーズンにはより軽量で通気性のある生地を選びました。以前のコレクションで見せてきた他のデザインと似ていますが、私たちの驚きは、ランウェイショーがいかに普通であるかです。バックパック姿のモデルは一人も見当たりませんでした。ショーの興奮がないことに少し落胆しましたが、それによって服自体に集中する機会が得られました。ふわふわのパラシュートパンツは、きっとゆったりとしているでしょう。スニーカーと組み合わせられ、ロングラインのチュニックは抽象的な形を作り出すために使用されました。このコレクションでは、マスタードイエローやバーガンディの色が、オーウェンスの特徴的な黒とさらに黒の中に組み込まれています。
タイダイ
オーウェンスのショーでの快適なゴシックテーマから離れたのは一方、一糸まとわぬ明るく爽やかなコレクションを披露したのはイッセイ ミヤケです。プライマリーカラーやタイダイ柄が活気を加え、中性色や暗い色合いに満たされた日に生命を吹き込みました。チュニックトップスが足首に近い位置で切り詰められた白いズボンと組み合わせられ、渦巻模様のボンバージャケットが春の新しいアプローチを作り出しました。