ファッションとアートのクロスカルチャーエンカウンター:横浜美術館で開催される「エレガントなもうひとりの存在」日本のデザイン展示
横浜美術館は新しい展覧会を紹介しています:「エレガントな他者:ファッションとアートのクロスカルチャルな出会い」。この展覧会は、東洋と西洋の文化的な交流がそれぞれの社会の美学にどのように影響を与えたかを探求しています。展示は4月15日から6月25日まで開催され、京都衣装学院から100着以上のドレスとアクセサリーが展示されます。
明治時代(1868年〜1912年)には、西洋のファッションと習慣が日本の生活に浸透し始めました。一方、日本の美術品や着物は西洋でも輸出され、称賛された「ジャポニスム」は芸術やデザインの両方で流行しました。
「エレガントな他者:ファッションとアートのクロスカルチャルな出会い」は、横浜美術館で開催され、世界の両極における美学基準の発展と新たな発見だけでなく、それぞれの魅力的な異国情緒も強調しています。外国の文化は「美しい他者」と見なされ、見慣れないが魅力的な服装、そしてそれぞれの伝統と職人技術を持っていました。
京都衣装学院(KCI)の約100着のドレスとアクセサリーは、横浜で初めて展示されます。これらは、長いトレーンを持つ広い宮廷のドレスから、背中が低く、ホステス向けのドレスまで、衣服とアートの例が東洋と西洋の間の境界を曖昧にしました。
1989年に開館した横浜美術館は、日本で最も大きな美術機関の一つです。港のそばに位置していることで、国際交流の象徴として重要な存在です。横浜港が1859年に開港した際、横浜は西洋文化へのゲートウェイとなり、それと同時に日本文化を海外に輸出しました。
京都衣装学院は、17世紀から現代までの時代を超えた衣服を収集し保存しており、12,000点の衣服と16,000点のファッション関連文書を所蔵しています。その所蔵品にはシャネル、クリスチャンディオール、ルイヴィトンなどのトップデザイナーやファッションハウスからの寄贈品、そしてコムデギャルソンからの約1,000点の記念すべき寄贈品も含まれています。
展覧会には、日本と海外の博物館や私設コレクションから借りられたアクセサリーや手工芸品、絵画、写真なども展示されています。例えば、ジュール・ジョゼフ・ルフェーブルによる1882年の絵画「ラ・ジャポネーズ」と、明治時代の桜の花びらが浮き彫りされた花瓶などがあります。
「エレガントな他者:ファッションとアートのクロスカルチャルな出会い」は、2017年4月15日から6月25日まで開催されます。